民進・希望の「統一会派」結成は「ゆ党」崩壊の始まりー真性野党誕生の序曲

各種報道機関で民進党と「希望」の党が統一会派で大筋合意したと14日、まあ、宣伝された。ただし、理念と政策の全貌は定かではない。「安倍晋三政権に対峙していく」と言うが、希望は前代表の小池百合子が安保法制(本質は、集団的自衛権の容認であり、日本を米国の指令で積極的に戦争をする国家に改造するもの(安全保障を踏み絵にして、民進党の良識派(マスコミは党内左派と悪宣伝をしている)を追い出し、先の衆院選で惨敗した。希望の党も駄目だった。その両党がなんの反省もなしに統一会派を結成するということは、衆院選の総括をする意思も能力もないことを示しており、いずれ、国民の支持を失う。とどのつまりは、統一会派なるものの消滅である。

民進党の大塚耕平代表が、こんなに馬鹿だとは正直、思わなかった。大塚代表は、民主党政権時代に当時の亀井静香金融庁長官の補佐をしており、サイト管理者も出席、単独インタビューを行ったこともある。当然、亀井静香の反自由主義批判を受け継いでいると思っていたが、そうではなかった。民進の代表に就任して、「理念とか政策とかの一致が必要というのは駄目だ」とか言って、野合路線で行くと言明した。早稲田大学大学院の出身であるが、同大学院のレベルはこんなものか、と呆れてしまう。

安倍政権は、米国の指示のもとで戦争国家に変貌し、所得分配政策などケインズ政策を否定する新古典派新自由主義(ワシントン・コンセンサスとも言われる)を採用、経済運営に失敗、圧倒的多数の国民に対して辛酸をなめさせている。これらの理念・政策を超克する理念・政策を打ち出して敢行し、平和で豊かな国際社会貢献できる日本に再建することこそが、安倍政権を退陣させる王道である。

民進・希望の党が統一会派を組み、事実上の自公政権の補完勢力になるなら、民進の良識派は民進党から離党し、取りあえずは立憲民主党に移籍すべきだ。そして、立憲民主党と事実上の社会民主主義路線に転向した日本共産党、自由党が統一会派を結成し、真の野党連合になるべきだ。なお、代表選に誰も名乗りをあげない社民党は歴史的は最早、歴史的役割を終えた。根本は、理論的支柱の「労農派理論」が間違っていたことにある。さっさと、同理論を捨て、立憲民主党に合流すべきだ。そのうえで、日本共産党は日本社会民主党に党名変更し、投綱領も民主主義を守ることを中心に掲げ、暴力革命を彷彿させるマルクス・レーニン・スターリン主義からきっぱり決別すべきである。

民進・希望の「統一会派」の結成なるものが、野党の再編、政権を担う意思と智慧と力を持った新生野党の誕生につながることを期待する。

おすすめの記事