2019年4月21日
  • 新自由主義と共産主義を超克しよう!

原子力発電所をめぐる自民党内の亀裂?

既に周知のことで、遅きに失したが小泉純一郎元首相と阿部晋三首相が原発をめぐって、意見が(表面的には)食い違っている。巨大な恐竜と化した自民党内で、対米隷属派と自主独立派がひそかに死闘を繰り広げているようだが、小泉発言が死闘の加速化につながる可能性は皆無ではない。ただし、純爺さんは前者である。

毎日新聞社のサイトによると小泉元首相は次のように発言した。

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脱原発、行って納得、見て確信−−。今月中旬、脱原発のドイツと原発推進のフィンランドを視察した小泉純一郎元首相(71)の感想はそれに尽きる。

三菱重工業、東芝、日立製作所の原発担当幹部とゼネコン幹部、計5人が同行した。道中、ある社の幹部が小泉にささやいた。「あなたは影響力がある。考えを変えて我々の味方になってくれませんか」

小泉が答えた。

「オレの今までの人生経験から言うとね、重要な問題ってのは、10人いて3人が賛成すれば、2人は反対で、後の5人は『どっちでもいい』というようなケースが多いんだよ」

「いま、オレが現役に戻って、態度未定の国会議員を説得するとしてね、『原発は必要』という線でまとめる自信はない。今回いろいろ見て、『原発ゼロ』という方向なら説得できると思ったな。ますますその自信が深まったよ」

3・11以来、折に触れて脱原発を発信してきた自民党の元首相と、原発護持を求める産業界主流の、さりげなく見えて真剣な探り合いの一幕だった。

呉越同舟の旅の伏線は4月、経団連企業トップと小泉が参加したシンポジウムにあった。経営者が口々に原発維持を求めた後、小泉が「ダメだ」と一喝、一座がシュンとなった。

その直後、小泉はフィンランドの核廃棄物最終処分場「オンカロ」見学を思い立つ。自然エネルギーの地産地消が進むドイツも見る旅程。原発関連企業に声をかけると反応がよく、原発に対する賛否を超えた視察団が編成された。

原発は「トイレなきマンション」である。どの国も核廃棄物最終処分場(=トイレ)を造りたいが、危険施設だから引き受け手がない。「オンカロ」は世界で唯一、着工された最終処分場だ。2020年から一部で利用が始まる。

原発の使用済み核燃料を10万年、「オンカロ」の地中深く保管して毒性を抜くという。人類史上、それほどの歳月に耐えた構造物は存在しない。10万年どころか、100年後の地球と人類のありようさえ想像を超えるのに、現在の知識と技術で超危険物を埋めることが許されるのか。

帰国した小泉に感想を聞く機会があった。

−−どう見ました?

「10万年だよ。300年後に考える(見直す)っていうんだけど、みんな死んでるよ。日本の場合、そもそも捨て場所がない。原発ゼロしかないよ」

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原子力発電の最大の問題は放射性核廃棄物の最終処理の方法が未だ、不明なことだ。核燃料サイクルなど考えてみたが、文殊など見事に失敗した。文殊様もさぞ、ご立腹のことだろう。原発の代替エネルギーは自然エネルギーだけでなく、第三の「核反応」とか「石炭液化技術」、「メタンハイドレード」とかいろいろある。シロアリを駆除(退治)したうえで、「逆マンハッタン計画」として「国家プロジェクト」として取り組めば良い。ただし、米国の原発マフィアが総攻撃をかけてくるだろう。

これにかかわらず、安倍政権は環太平洋連携協定(TPP)とか茶番劇の消費税大増税検討委員会とか、強行すれば次の総選挙・参院選挙のダブル選挙で自公が大敗北するのは必至であることをやろうとしている。自民党の中には内心、これらをこころよく思っていない国会議員がいる。残念ながら、人間には善を志向する心と悪事に走る心の二つが内在する。これは、心だけに限らず、組織(国家共同体も含め)にも言える。

二つの可能性が存在する。安倍政権が自民党最後の政権となるか、それとも、独裁政権となり国会は大政翼賛会と化して自らその機能を停止するか、のいずれかである。お天道様が存在するなら、前者だ。しかし、ハイゼンベルグの提唱した不確定性原理のように、お天道様が存在しても決定論ではない。マタイ伝の山上の垂訓「求めよ、さらば与えられん」はこのことを平易に説いたものだと思われる。

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