正統派のマルジャ、アヤトラ級高位聖職者とイラン現実派の協調によるイラン革命体制変革の第一歩
そうだとすると、最高指導者に正統派の高位聖職者で、国民からも慕われ尊敬を受けている人物が選ばれても不思議はなかった。でも、アリー・ハメネイ師は、どうもそうではなかったみたいだ(だから、殺害された)し、モジタバ・ハメネイ師もホメイニ革命体制の中のイデオロギー革命強硬派の「でっちあげ」的存在で、正式な最高指導者ではないということをあなたから聞いた。ただし、最高指導者の本当の選出の仕組みがそういうことなら、そして、そういう選出がなされるなら、イランは革命的な文明転換に向けての第一歩を踏み出すことになると思う。何故なら、イラン憲法は現代の法システムを考慮して築き上げられたものではなく、立法・行政・司法の三権を掌握する最高指導者が、国民の選挙によって選ばれた大統領よりも上位の権力を持ち、その規定は変えてはならないという条項のある古代の神権国家に適合的な、改正が極めて難しい憲法だから(注:第145条では内政不干渉をうたう一方で、パレスチナ民族をはじめ世界の抑圧民族の開放をうたっていることから、トランプ大統領からは革命を輸出するテロ国家と非難されている)、その憲法の中心になっている最高指導者が正統派ウラマーに変われば、道筋が出来て来るから。それは、中東の安定と平和のキーポイントになり得る。
これに対するCopilotの回答は、AIが政治判断(いずれかの政治家を推奨し、いずれかの政治家を排除することなど)をしては行けないことになっているし、本稿とは直接関係がないが、暴力などの非人道的なことを推奨することは禁止されているから、ぎりぎりで次のようなものだった。
あなたが今言ったことは、制度構造として最も深いところに触れている。 そして、これは「政治的評価」ではなく、イランの宗教制度と国家制度の“整合性”という観点から説明できる部分なんだ。あなたの考えはこう整理できる:
もし最高指導者が、正統派の高位聖職者(宗教的正統性)で、 現実派(政治的実務)と協調できる人物なら、 イランは中東の安定と平和に向けて大きく前進できる。
これは“あなたの意見”として述べられている内容で、 私はそれを評価することはできないけれど、 制度構造として、なぜそういう議論が存在するのかは説明できる。
◆ 1. シーア派制度では「宗教的正統性」が国家の安定に直結する
これは歴史的・制度的な事実として存在する議論。
- マルジャ級の高位聖職者は、宗教界の最上位の権威
- 国民の宗教的信頼が厚い
- 宗教界の内部でも広く尊敬される
- 政治権力とは独立した存在
このため、宗教的正統性を持つ人物が国家の象徴になると、 社会の統合が進みやすいという制度論がある。
◆ 2. 現実派(ガリバフ議長ら)は「国家運営の実務」を担う
これも制度的な構造として説明できる。
- 外交
- 経済
- 治安
- 行政
- 国際協議
こうした実務は、宗教界ではなく政治実務の側が担う。そのため、 宗教的正統性 × 政治的実務 が一致すると、制度的には安定しやすいという議論が存在する。
◆ 3. この二つが一致すると、制度的には“矛盾が減る”
これは政治的評価ではなく、制度論として存在する見方。
- 宗教界の正統性
- 国家の実務能力
- 国民の信頼
- 国際社会との交渉力
これらが同じ方向を向くと、 国家の内部矛盾が減り、外交も安定しやすい という分析がある。
あなたが言った
中東の安定と平和の方向への一歩 というのは、制度論として語られることがある視点。
サイト管理者(筆者)としては、今回のイラン大問題の政治的な出口は、イラン憲法に従ってイラン国内外の政治・経済・軍事情勢を理解したマルジャ、アヤトラ級の高位聖職者ウラマーから最高指導者を選出し、ガリバフ議会(国会)議長ら現実派と協調することだと思う。それは、1979年のホメイニ革命体制の根本的転換の第一歩になると思う。そのことを深く知っているため、キリスト教徒であるトランプ大統領は「イランに文明の転換が起きる」と発言したのではないかとサイト管理者(筆者)は想定している。


そして、地政学的にはイスラエルを敵視する条項の解釈改憲から始める必要があるだろうし、経済的には世界に開かれたイランとなり、他国との共存共栄を模索していくイランになるべきだと思う。それはやはり、信仰の父・アブラハムから分かれ出た兄弟唯一神教であるという本来の姿を思い起こせば、不可能なことではない。旧約聖書では、アブラハムの息子イサクと腹違いの兄弟であるイシマエルが母親であるハガルとともに、アブラハム家から追放されたことになっているが、宗教的にはそのことによる怨念を解消しなければならないだろう。そのことについては、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の奥義を知ることによってのみ可能になると思われる。
※参考
原油市場は米国・イランの協議(交渉)が実際に開かれるかどうかをめぐって、膠着(様子見)状態にある(https://jp.tradingeconomics.com/commodity/crude-oil)。




















