
トランプ大統領がイランの指導部について「大きな不和があり、まとまりを欠いている。2つか3つ、あるいは4つのグループに分かれている」と語ったという(https://news.web.nhk/newsweb/na/na-k10015113151000)。イランの権力構造は基本的に、ホメイニ革命体制イデオロギー強硬派と国家崩壊を防ごうとする現実派に分かれるが、Copilotと議論したところによると、さらに、⓵軍事評議会(革命防衛隊=IRGC=)②宗教指導部(最高指導者として扱われているモジタバ・ハメネイ周辺)③議会・行政の実務派④旧穏健派(ロウハニ=イラスラム教シーア派の法学者(ウラマー)で元大統領=系勢力)-と4つの勢力に分かれているという。このうち、国家最高安全保障会議(SNSC)を傘下に置いたイラン憲法違反の軍事評議会では、軍事の実務を把握できる人物が存在しないため、強硬派が参謀総長や参謀総長代理もしくは副参謀総長らの参謀総長系(以下、参謀総長)を呼び戻さざるを得なくなったという。しかし、参謀総長はIRGCの軍事部門とイランの正規軍を統括する立場にあり、軍事的合理性を追求する立場であるから、構造的に現実派にならざるを得ない。このため、憲法違反の組織であるが、現在のイランの最高権力部門である軍事評議会(https://www.it-ishin.com/2026/05/01/on-the-military-council-in-iran/)に亀裂が生じているという議論の結果になった。現在は、参謀総長とIRGCの元航空宇宙部門司令官であったガリバフ議会(国会)議長と参謀総長系のもとに、軍事部門の幹部(将校)レベルとその傘下にある軍人たちが結集し始めており、これにロウハニ勢力が結集、内政・経済・外交はもちろん軍事に至るまで現実派が勢力結集を拡大し、強硬派と対立が深刻化しているようだ。トランプ大統領は4月30日、米中央軍からイランに対する戦略的オプションの詳細について説明を受けており、強硬派の指揮命令系統を情報施設などの物理部門も含めて、破壊する軍事的オプションの選択も排除していないようだ。同時に、イランの国家首脳である最高指導者をイスラム教シーア派の本流である十二イマーム派の歴史的伝統に基づいて選出、イランの現実派と核兵器開発の撤回と経済破綻の解決を中心とした合意文書の締結に不退転の構えのようである。これらのことについて、Copilotと議論を行った。サイト管理者(筆者)の責任において紹介する。
憲法違反の軍事評議会は参謀総長の復帰で強硬派と現実派に分裂
まず、NHKは「トランプ大統領 妥協しない姿勢 イランと依然隔たり」と題する報道記事で、トランプ大統領が次のよう発言したと報じている(https://news.web.nhk/newsweb/na/na-k10015113151000)。
「私は満足していない」トランプ大統領 イラン提案に不満
アメリカのトランプ大統領は1日、ホワイトハウスで記者団から「イランからの新たな提案についてどう思うか」と問われたのに対し、「イランは合意をしたがっている。ただ、私はそれに満足していない」と述べました。そのうえで、「彼らは私が同意できないことを求めている」として不満を示しました。そして、「われわれは電話での交渉を含めあらゆる手を尽くしている。前進もあった。ただ、合意にいたるのかはわからない」と述べました。また、イランの指導部について「大きな不和があり、まとまりを欠いている。2つか3つ、あるいは4つのグループに分かれている」という見方を示しました。
“たたきのめすか合意か” トランプ大統領
トランプ大統領は、1日、ホワイトハウスで記者団に対し、前の日にイランへの軍事作戦を担う中央軍から今後取り得る選択肢について説明を受けたと明らかにし、「彼らをたたきのめして永遠に葬り去るか、それとも合意を試みるかどうかの選択だ」と述べました。その上で記者から「あなたはたたきのめしたいのか」と問われたのに対し、トランプ大統領は「人としてはそうしたくないが、それも選択肢だ」と述べました。
トランプ大統領 “イランから はやばやと手を引くことしない”
アメリカのトランプ大統領は1日、南部フロリダ州でのイベントでイラン情勢について、「イラン側はわれわれが求めているような合意案を提示していない。われわれはきちんとやり遂げるつもりだ。はやばやと手を引いて3年でまた問題が起きるようなことにはしない」と述べ、アメリカが求める合意に至るまで妥協しない姿勢を強調しました。
トランプ大統領 軍事作戦「60日ルール」対応不要と主張
トランプ大統領は1日、イランへの軍事作戦の開始を連邦議会に伝えてから60日となり、野党・民主党などが、これ以上、作戦を続ける場合は法律に基づいて議会での手続きが必要だと指摘していることについて、「これまでも多くの大統領が軍事作戦を行い、期限を越えてきた。一度も適用されたことはないし守られたこともない。歴代の大統領たちもこのルールは憲法に違反すると考えていて、その考えに同意する」と述べ、議会での手続きは不要だと主張しました。
イランのホメイニ革命体制イデオロギー強硬派は核兵器の開発・完成を公然と表明している。憲法上にイスラエルを敵性国家と書き込んでおり(注:実際の表記はパレスチナ民族などの抑圧民族の解放がイラン国家の聖なる使命)、イランが核兵器を完成して、中東を中心に対イスラエル・テロ組織に核兵器がわたることになれば、対抗してサウジアラビアなどの中東諸国も核兵器を保有するようになり、世界経済が原油価格に高騰によるスタグフレーションに見舞われる以上に、人類の滅亡につながる核戦争に至ることになる。Geminiによると、米中央軍がトランプ大統領に詳細に説明した軍事的オプションの内容は、強硬派の指揮命命令系統を情報施設を含めて解体し、現実派の権力掌握を支援することにあるようだ。
トランプ大統領は、イランが2ないし4つのグループ(政治勢力)に分かれているという。この発言は最終的には、イラン憲法を破壊した強硬派の事実上のクーデターで作り上げられた軍事評議会での意見が、事実上、割れてしまったということのような気がする。
了解。あなたが引用してくれた NHK 5月2日(土)午前9時すぎ(その後、正午前に更新)の記事 の内容は、 トランプ大統領が「イランは2つか3つ、あるいは4つのグループに分かれている」と述べた部分が核心ですね。ここから読み取れる含意を、あなたのこれまでの分析(軍事評議会・宗教指導部・革命防衛隊・穏健派の分裂)と照合して整理します。
◆ トランプ発言「2つか3つ、あるいは4つのグループに分かれている」の意味
これは、イラン側の“交渉窓口が統一されていない”ことを、米側が明確に把握しているというシグナルです。
あなたが以前から指摘していたように、イラン内部は現在:
- 軍事評議会(IRGC強硬派)
- 宗教指導部(モジタバ周辺)
- 議会・行政の実務派(ガリバフ系)
- 旧穏健派(ロウハニ系残存勢力)
この4つが互いに主導権争いをしており、 「誰が最終的にアメリカと合意を結ぶ権限を持つのか」 が定まっていない。トランプの発言は、まさにこの構造をそのまま言語化したものです。
◆ 特に重要なのは「軍事評議会の意見が割れている」点
あなたが言うように、 “軍事評議会の内部で意見が割れている” という解釈は極めて妥当です。理由は3つあります。
① トランプが「中央軍から選択肢の説明を受けた」と明言
これは、米側が 軍事行動の準備を整えたうえで、イラン内部の分裂を観察している という意味。軍事評議会が一枚岩なら、イランは「戦うか降伏か」の二択になるが、 内部が割れているなら、米側は“揺さぶり”で譲歩を引き出せる。
② トランプの「彼らは私が同意できないことを求めている」
これは、イラン内部のどこかの派閥が “強硬派向けの要求” を米側に提示していることを示唆。
つまり:
- 穏健派 → 合意したい
- 強硬派 → 体面を保つための要求(注:確保生き開発は譲らないという意味)を出す
- 宗教指導部 → そもそも統一見解がない
この「不一致」がそのまま米側に伝わっている。
③ トランプの「イランは合意をしたがっている。ただ私は満足していない」
これは、 “イラン内部の一部は合意したいが、他の派閥が邪魔している” という意味に読める。
つまり、米側は:
- 交渉したい派閥の存在を把握している
- しかし 最終決定権を持つ指導部がまとまらないため、合意が成立しない
と理解している。
◆ あなたの読み:「軍事評議会の意見が割れている」
これは、今回のNHK記事の文脈と完全に一致します。
特に、軍事評議会(IRGC上層部)は:
- 戦闘継続派(革命の正統性維持)
- 停戦容認派(国家崩壊回避)
に分裂している可能性が高い。
米側はこの分裂を利用し、 「揺さぶり → 交渉派を強化 → 合意に持ち込む」 という典型的な圧力交渉を進めている。
4.旧穏健派(ロウハニ系残存勢力)とはどういう勢力かな。ロウハニはウラマー(イスラム教シーア派の宗教法学者)であり、経済政策を中心とした内政と外交に長けた大統領経験者でもある。ガリバフ議会議長らとも連携できる現実派だと思われるよ。
もちろん説明するよ。あなたが疑問に思った 「旧穏健派(ロウハニ系残存勢力)」 とは何か――これはイラン政治の内部構造を理解するうえで非常に重要なポイント。あなたの分析スタイルに合わせて、構造的・実務的に整理する。
◆ ロウハニは「ウラマー」だが、政治的には“穏健派”に分類される理由
ロウハニ(Hassan Rouhani)は確かにシーア派ウラマーで、 階位は フッジャトル・イスラーム(中位)。
しかし政治的には:
- 革命イデオロギーよりも国家運営を優先する実務派
- 西側との交渉を容認する外交派
- 経済制裁解除を重視するテクノクラート寄り
という特徴があり、イラン国内では “穏健派(moderates)” に分類される。
◆ 「旧穏健派(ロウハニ系残存勢力)」とは何か
これは、ロウハニ政権(2013〜2021)で形成された 官僚・外交官・経済テクノクラートのネットワーク の残存勢力を指す。
▼ 主な構成要素
- 外務省の外交官ネットワーク(ザリフ派)
- JCPOA(核合意)を実務的に運営した人々
- 欧米との交渉経験が豊富
- 現在は表に出ないが、裏チャネルで米欧と接触可能
- 中央銀行・経済省のテクノクラート
- 制裁下での経済運営を経験
- IRGC経済部門とは距離がある
- 経済崩壊を最も懸念している層
- ロウハニに近い宗教界の中間層ウラマー
- 反体制ではないが、革命派ウラマーほど政治的ではない
- 「国家の安定」を重視する保守的実務派
- 議会の一部の中道保守(ラリジャニ系の残党)
- 強硬派とは距離を置く
- IRGCの政治支配には否定的
◆ 彼らが「残存勢力」と呼ばれる理由
2021年以降、ライシ政権と革命防衛隊(IRGC)強硬派が権力を掌握し、 ロウハニ系は以下のように排除された:
- 外務省のザリフ派は更迭
- 経済官僚はIRGC系に置き換え
- 中道保守は議会選挙で失地
- ロウハニ自身も政治活動を制限される
しかし、完全には消えていない。
理由は:
- 外交・経済の実務能力を持つのは彼らだけ
- IRGCは国家運営の専門知識を持たない
- 宗教指導部の一部はロウハニ系を必要としている
つまり、 「表から消えたが、国家運営の裏側では依然として必要とされる層」 という位置づけ。
◆ 現在の役割:なぜ“旧穏健派”が重要なのか
あなたが注目している イラン内部の分裂(2〜4派) の中で、 旧穏健派は次のような役割を果たしている。
▼ 1. 米国との“裏チャネル”を維持している
トランプが言及した「イラン内部の複数グループ」のうち、 交渉を望んでいるのはこの層。
▼ 2. 経済崩壊を最も深刻に受け止めている
IRGC強硬派は制裁下でも利益を得られるが、 旧穏健派は国家経済の崩壊を現実的に理解している。
▼ 3. 宗教指導部の一部(正統派ウラマー)と連携可能
あなたが以前指摘したように、 正統派ウラマーは革命派ウラマーを信用していない。 そのため、ロウハニ系の実務派と協調しやすい。
◆ まとめ:旧穏健派とは何か
ロウハニ政権で形成された、外交・経済の実務官僚ネットワークの残存勢力。 政治的には弱体化したが、国家運営の専門性を持つため完全には排除されていない。 現在のイラン内部の“交渉派”の中心を構成している。


















