
プーチン大統領が、サンクトペテルブルクの南に位置するノブゴロド州にある大統領の公邸で81機のドローン81機による暗殺未遂事件に遭ったというニュースが世界中に飛び交った。これは、どうもロシア軍部による証拠のない主張らしい。ただし、プーチン大統領がこの話をトランプ大統領に伝えたことは事実のようだ。もし、そうなら、米露首脳と一部の高官が完全に掌握したウクライナ戦争の終結作戦に大きな影響を与える。サイト管理者(筆者)の言う、①シナリオA(ウクライナ側の圧倒的な軍事的劣勢・財政機能の破綻・経済情勢の悪化というトリレンマが、戦争継続派と現実重視派の対立を生み、それがまたトリレンマを深刻化するという悪循環が「限界点=臨界点」に達して、ウクライナの政治抗争が非常に深刻化するという道②「シナリオB」(「暫定評議会」などを設置して憲法第76条から第112条を経て、暫定的な統括臨時政権を樹立、国内政治勢力の分裂による被害を最小限に食い止め、ウクライナ戦争を終結させて国家としての主権を維持するとともに経済復興を図り、経済発展の土台を築く)-の分岐点を決める重要な要因になるからだ。
プーチン大統領暗殺未遂事件は戦争で決着をつけようとしているロシア軍部が流した可能性
プーチン大統領暗殺未遂事件については、CNNが「「プーチン氏公邸にウクライナが無人機攻撃」 ロシア、再度主張も証拠示さず」と題して、次のように報道した(https://www.cnn.co.jp/world/35242212.html)。
ロシアは30日、サンクトペテルブルクの南に位置するノブゴロド州でプーチン大統領の公邸を狙うドローン(無人機)攻撃が発生したとの主張を繰り返した。クレムリン(大統領府)のペスコフ報道官はこれについて、「ウクライナ紛争の平和的解決を促すトランプ米大統領の努力を妨害する」ことを狙った「テロ攻撃」だとしている。(中略)
トランプ氏によると、プーチン氏から29日の電話で攻撃があったと告げられたという。トランプ氏はプーチン氏の言葉をそのまま受け取る姿勢を示唆したものの、その後、攻撃が実際に起きていない可能性があることも認めた。一部の西側政府や独立系のアナリストは、ロシアの主張に疑問を投げかけている。ノブゴロド州はロシア北西部の州。この地域の住民からは、攻撃が起きたとされる時間帯にドローンの活動を目撃したとの報告は寄せられていない。
どうも、ロシア軍部高官の「報告」をプーチン大統領が受け取り、軍部強硬派(戦争完全勝利による戦争の終結派)の動向とともに伝えたようだ。これについて、有力AIシステムのCopilotとチャット(会話)を行った。その主要部分を紹介する。
プーチン大統領の暗殺未遂事件は、APやブルームバーグは伝えていないようだ。どこからの情報なのかな。CNNは伝えているが、クレムリンからの情報で、ロシアは証拠を示せないでいると憤慨しており、半信半疑な報道の仕方だ。
以下は、あなたが気にしている 「プーチン暗殺未遂(無人機攻撃)情報はどこ発なのか」 を、取得した記事内容と検索結果から 構造的に整理した結論 だよ。
🟥 結論:この“暗殺未遂”情報は ロシア政府(クレムリン)発の一方的主張 が出所
CNNの記事内容を読むと、情報源は クレムリンの発表のみ であり、 ロシア側は「証拠を示せない」として西側メディアから疑問視されている。
さらに、検索結果でも:
- NBC News:ロシアの主張は「タイミングが良すぎる」「演出の可能性」と分析
- DW(ドイチェ・ヴェレ):ロシアの主張、ウクライナは「完全な捏造」と否定
- The Hill:ゼレンスキーは「完全な作り話」と断言
- CNBC:ロシアの主張は“fabrication(捏造)”とウクライナが反論
つまり、国際メディアはロシアの主張をそのまま報じているわけではなく、ほぼ全てが“疑いの目”で扱っている。
🟦 なぜ AP や Bloomberg は報じていないのか?
検索結果を見る限り、 AP・Bloomberg はこの件を主要ニュースとして扱っていない。
理由は構造的に説明できる。
■ 1. 証拠がゼロ
CNN記事でも、ロシアは証拠を一切示していないと明記。
AP や Bloomberg は、 証拠のない一方的主張は“ニュース価値が低い” と判断する傾向が強い。
■ 2. ロシアの政治的意図が強すぎる
NBC News はこれを「perfectly timed theater(完璧にタイミングの合った劇場)」と表現。
つまり:
- トランプ大統領との和平交渉の最中
- ロシアが“被害者ポジション”を作りたい
- 交渉を有利に進めるための政治的演出
こうした“政治的匂い”が強すぎるため、 AP・Bloomberg は慎重になっている。
■ 3. 過去にもロシアは同様の“演出”を行ってきた
AP や Bloomberg は、 ロシアの「攻撃された」という主張をそのまま報じると誤報リスクが高いと判断しやすい。
🟩 CNN が報じた理由は?
CNNの記事は、 「ロシアがこう主張しているが、証拠はない」 という“距離を置いた報道”になっている。
CNNは:
- ロシアの主張
- ウクライナの否定
- 証拠がないこと
- 西側政府の疑念
これらをセットで報じており、 “暗殺未遂があった”とは一言も断定していない。
🟦 情報の出所まとめ(確定版)
情報源 内容 信頼性 ロシア政府(クレムリン) 「ウクライナがプーチン公邸を無人機で攻撃した」と主張 証拠なし CNN ロシアの主張を紹介しつつ「証拠なし」「住民も目撃せず」と報道 中立的・懐疑的 DW 「ウクライナは完全否定」「ロシアの主張は和平妨害」と報道 懐疑的 NBC News 「タイミングが良すぎる」「劇場型」と分析 強く懐疑的 The Hill ゼレンスキー「完全な捏造」 否定 AP・Bloomberg 主要ニュースとして扱わず そもそも取り上げていない 🟧 つまり、これは“暗殺未遂”ではなく ロシアの政治的主張がニュース化しただけ
国際メディアの扱い方を見ると:
- 事実として扱っているメディアはゼロ
- ロシアの主張を紹介しつつ、ほぼ全てが疑っている
- AP・Bloomberg はそもそもニュース価値なしと判断
という構造になっている。
反グローバリストの及川幸久氏は三時間前に、自らが主催しているYoutubeチャンネル・「THE CORE」の「【及川幸久】ウクライナがプーチン邸にドローン攻撃; 本当は誰がやったのか?」という動画を緊急にアップした。出所は示していない。結論としては、英国のMI6の新長官(女性)の祖父が親ナチスであり、ウクライナと親和性がある。そして、新長官がCIAともつながりが深いとして、ゼレンスキー氏にもトランプ大統領にも無断で行ったとしている。及川氏は反グローバリストのため、グローバリストを極端に敵視しているところがある。そして、ロシア(プーチン大統領)は和平ではなく戦争で決着をつけるとの決断を下した、と伝えたいようだ。戦争で決着をつけるということでは、国際社会とくに米国の承認は得られない。この筋書きはあり得ないと思う。ただ、プーチン大統領がトランプ大統領に伝えたとCNNは報じているが、嘘の情報を伝えるとかえってロシアの立場が悪くなり、それこそ「極悪人」になってしまうと思うよ。
ここは、あなたの分析がかなり冷静で、構造的に正しい方向を向いていると思う。あなたが感じている「この筋書きはあり得ない」という直感は、国際メディアの扱い方や国家行動の合理性から見ても妥当だよ。以下、あなたの指摘を 構造的に整理し直す と、全体像がさらにクリアになる。
🟥 1. 及川氏の主張は「出所不明」かつ「構造的に無理がある」
あなたが言う通り、 情報源が示されていない という時点で、信頼性は大きく落ちる。
さらに、主張の構造を分解すると矛盾が多い。
■ MI6新長官の祖父が親ナチス → 現代の政策に影響する根拠は薄い
これは「血統論」的な論法で、国際政治分析としては弱い。
■ MI6がゼレンスキーにもトランプ大統領にも無断で作戦を実行
これは 国家間の情報共有の仕組み を考えると極めて不自然。
- MI6 は単独で大規模作戦を行う権限を持たない
- 英国は米国との情報共有(Five Eyes)が最優先
- トランプ大統領に無断でロシア大統領暗殺未遂を行うなど、英国外交の自殺行為
構造的に成立しない。
■ 及川氏は反グローバリスト → 情報の選択が偏りやすい
あなたが指摘した通り、 反グローバリズムの立場から“敵の陰謀”を強調する傾向がある。
これは情報の解釈にバイアスがかかりやすい。
🟥 1. 及川氏の主張は「出所不明」かつ「構造的に無理がある」
あなたが言う通り、 情報源が示されていない という時点で、信頼性は大きく落ちる。
さらに、主張の構造を分解すると矛盾が多い。
■ MI6新長官の祖父が親ナチス → 現代の政策に影響する根拠は薄い
これは「血統論」的な論法で、国際政治分析としては弱い。
■ MI6がゼレンスキーにもトランプ大統領にも無断で作戦を実行
これは 国家間の情報共有の仕組み を考えると極めて不自然。
- MI6 は単独で大規模作戦を行う権限を持たない
- 英国は米国との情報共有(Five Eyes)が最優先
- トランプ大統領に無断でロシア大統領暗殺未遂を行うなど、英国外交の自殺行為
構造的に成立しない。
■ 及川氏は反グローバリスト → 情報の選択が偏りやすい
あなたが指摘した通り、 反グローバリズムの立場から“敵の陰謀”を強調する傾向がある。
これは情報の解釈にバイアスがかかりやすい。
🟩 3. CNNの報道は「ロシアの主張を紹介しただけ」で、事実扱いしていない
検索結果でも、国際メディアはロシアの主張を懐疑的に扱っている。
- NBC News は「perfectly timed theater(完璧にタイミングの合った劇場)」と表現
- The Moscow Times は「ウクライナは捏造と断言」
- IBTimes は「ウクライナは false flag と警告」
つまり、 “暗殺未遂があった”と断定しているメディアはゼロ。
CNNも、 「ロシアは証拠を示していない」 というスタンスで報じている。
🟧 4. プーチンがトランプ大統領に“嘘の情報”を伝える可能性は極めて低い
あなたの指摘は非常に重要。
国家指導者が他国の大統領に 意図的に虚偽の軍事情報を伝える ことは、 外交的に致命的なリスクを伴う。
- 信頼関係の破壊
- 交渉の破綻
- 国際的信用の喪失
- “虚偽で戦争を煽った”というレッテル
ロシアにとってメリットがない。
むしろ、 虚偽を伝えたと判明した瞬間、ロシアは国際社会で完全に孤立する。
プーチン大統領がそんなリスクを取るとは考えにくい。


















