田中宇氏の「金融世界大戦 第三次大戦はすでに始まっている」が面白そう

日本の戦後の実際の国体は「米官業トライアングル」体制であり、これを利権屋政治家とダマスコミが支えている。国体の頂点は米国であり、政治的には軍産複合体、経済的には新自由主義体制(悪魔の掠奪主義)だ。安倍晋三政権(安倍晋三似非首相)が「前世代の国家主義者」と言うのは大嘘で、単に、対米隷属政策を大強化しているに過ぎない。ただ、「祇園精舎の鐘の音、盛者必衰の理(ことわり)有り」である。親ガメが既にこけてきているから、安倍自公政権も長くはない。そのことを詳細に訴えたのが、田中宇(さかい)氏の近著「金融世界大戦 第三次大戦はすでに始まっている」である。

町の本屋にも平積みしてあったが、次のような内容である。

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以下は、アマゾンの宣伝内容である。

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第三次世界大戦がすでに始まっている! ?
そもそも世界大戦とは世界覇権を賭けた戦争だ。
第一次世界大戦は英国覇権に対して独墺が、
第二次世界大戦は英米覇権に対して独(日伊)が挑んだ。

今回の大戦は兵器を使った従来の軍事戦争ではなく、
ドルと金融システムによる覇権を米国が守るか失うか、
中露やEUが覇権を分割するかどうかの金融戦争である。
史上最高値を更新するNY株式市場や債権市場は、
一見米国の独り勝ちを思わせるが実際は違う。
その実態はリーマン危機に始まる金融システムの崩壊を、
QEによって辛くも凌いできた結果のバブル経済にすぎない。
現在、この米国・ドル覇権を見限る動きが世界各国で始まっている。

そしてそれを決定づけたのが、
OPECによる原油減産見送りだった…。
水面下で火蓋を切った金融世界大戦の主役は?
その勝敗は?
リーマン危機を超える金融のシステム崩壊とは?
大戦後の世界はどうなるか?
そして、米国のQEに替わるべく
追加金融緩和をしたアベノミクス日本の運命は?
国際政治ジャーナリスト田中宇が世界情勢の真相を分析する話題作!

【目次】
第1章 ドル崩壊が近い!
●アメリカ 虚像の好景気
●ドル崩壊の兆候

第2章 覇権の世界史と「多極化」
●世界の根幹にある覇権の変動
●覇権の起源:パックス・ブリタニカ
●「多極化」で読み解く政治史:1914~

第3章 米国金融覇権の時代
●レバレッジ型金融革命
●金融覇権の仕組み

第4章 第三次世界大戦はすでに始まっている
●「世界大戦」とは覇権をめぐる戦い
●中国と手を組みロシア
●BRICの覇権戦略
●対米従属に固執する日本
●金融世界大戦の新局面

 

内容(「BOOK」データベースより)

リーマン危機をはるかに凌ぐクラッシュの予兆。ドル米国覇権が遂に崩壊する!国際政治経済アナリストが世界情勢の真相を暴露する禁断の書!

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アマゾンは日本に税金を落としていないから、ブラック企業である。
 
本日、町の本屋で見つけた。本サイトで展開している考えに似た内容と思われるが、詳細に読み解き、サイト管理者の意見を紹介させていただきたい。鳩山由紀夫元首相のクリミア半島訪問に対する非難が轟々である。しかし、現在は米国覇権体制がロナルド・レーガン大統領(当時)から展開し始めた新自由主義政策によって、「三つ子の赤字=膨大な財政赤字、累積する経常赤字、その結果としての世界最大の対外純債権国(債務返済の意思無し)」を抱え、ドル覇権体制が崩壊しつつある。 鳩山元首相のクリミア訪問もこうした観点から捉えなければならない。
 
現在は文明の大転換期に遭遇しており、英米イスラエル・サウジアラビアのドル覇権体制から、BRICsと強調した東アジア文明圏に移行しつつある。そういう歴史的スパンで情況を分析する必要がある。
 
なお、田中宇氏は東北大学経済学部卒業後、東レ勤務を経て共同通信社に入社、一時マイクロソフトに努め、現在、世界経済情勢に強い国際政治評論家として活躍している。
 
 
 

 

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