安倍晋三政権が「人道的支援」の建前で、集団的自衛権行使に踏み切った。下記の生活の党の小沢一郎の共同代表の発言が極めて明快、かつ、正論である。今後、世界は米英イスラエル、サウジアラビアのネオコン(ネオ・コンサーバティデーブ=「新保守主義」=新自由主義+軍産複合体)勢力と反ネオコン(=有名無実化しているが、積極的に改革・再建を前提としての国際連合中心)勢力の対立・抗争の時代に突入する。「戦争か平和か」である。

次の記者会見で述べられている。http://www.seikatsu1.jp/activity/press/p20150203.html

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Q.
ISILによる事件の受けとめと今後の日本の中東外交について。(岩手日報)

小沢一郎 代表
A.
これはメディアも各党も、事件のことだけを色々と報道しておりますけれども、何故こういう事態になったのか。日本の国の立ち位置は、どうなったが故にこういう事件になったのか。その本質について全く議論していない。また、各政党も「人命が大事だから党派を超えて」と。人命大事なことは分かりきっている。一生懸命救出しようというのは当たり前のことです。
この事件が起きたのは、結局、安倍総理が、わざわざ向こう(中東)まで行って、アメリカを中心とする有志国の一員としてISILと戦う国々や人たちに支援をするという声明を発表し、その結果として起きたわけです。「人道支援だから軍事支援とは別だ」などと言うメディアや政党もありますけれども、これはまさに集団的自衛権の事実上の行使と言いますか、実行そのものです。
何度も何度も、私が申し上げますように、前線で兵隊さんが撃ち合うだけが戦争ではありません。戦争するときに先ずは、費用をどうやって賄うか。戦費の調達が、古今東西、あらゆる戦争の前提になるのです。それがなければ戦争ができないですから。その戦費を調達し、それによって兵士を作り、兵士の戦いのために食糧 ・ 武器 ・ 弾薬あらゆる物を補給するのが戦争です。

ozawa20150205
従ってISILの良い悪いは別にして、それと戦っている国々あるいは人々にそれを「人道支援」と名前をつけようが何しようが、それら(国々や人々)を元気づける、手助けする行為は、まさに戦争そのものであるということを、日本のメディアも政党も全く議論しなかった。私は当初からそういうことを申し上げておりました。
今回のことで日本は、大きな、大きな一歩を、安倍さんは踏み出したと思います。ですから、例えばISILが敵対国として日本に対して何らかの破壊行為、テロ行為をしたとしても、それは彼らにとっては敵を攻撃することですから。安倍さん自らが立ち位置を明確にしたことによって、日本はそういう立場に立ってしまった。本当に大きな、これからの日本の将来を左右する、本当に国家的な大きな転機になることだったと思います。
私は、日本国と直接関係のない国際紛争は、あくまでも国連を通じて日本は参加し、その平和のために努力するべきだということを、これまたずっと言い続けてきましたが、安倍さんはアメリカを中心とする有志国すなわち特定の国々と協力して対抗するということに踏み切ったわけであります。これは今後の日本にとって非常によろしくない由々しき方向だと、そのように思っております。
単に人命尊重 ・ 救助がどうのこうのという問題ではなくして、今後大きなさらに大きな災いをもたらすかも知れないほどの、日本の国策のある意味で大転換を、安倍さんは今回行なった。そういうふうに私は見ておりまして、大変今後のことを心配しております。

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事実は事実として冷徹に洞察する「クールな頭脳とホットなハート」が今こそ、必要である。安倍晋三似非首相は、「ホットな頭脳とクールなハート」の持ち主に他ならない。

【参考】危険な米国の債務状況
次の図は2012年末時点の一般政府レベルの債務状況が危険な国々のリストである。日本がトップになっているが、これは経済政策を理解できない東大阿呆学部OBで固められている財務省のデフレ政策で、経済がデフレ状況に陥り、分母の名目GDPが縮小を続けてきたことが主因である。日本は決して、米国やPIIGSのような効き的状況にはない。

worldfinance

安倍晋三似非首相は「地球儀外校」として第二次安倍政権誕生以来、世界各国に6兆円ばらまいてきたが、財政危機を煽る財務省は何も言わない。昨年2014年4月の消費税増税は何だったのか。巨額の経常赤字、世界最大の借金を抱える米国こそ、危機的状況にある。

※1.慶応大学の金子勝教授の次の日刊ゲンダイコラムが秀逸である。「イスラム国」は結局、米国が「建国」したことが分かる。米国のCIA、英国のM16、イスラエルのモサドは何でもやる。

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※2.本日発表の国内総生産(GDP)は事前予想の前期比年率3%台後半を大幅に下回る同2.2%になったうえに、原数値で見た前年同期比で0.5%減と三カ月連続のマイナス成長になった。犬あっちけーは賛美しているが日経平均は冴えない動きを展開、官製相場でかろうじて1万8000円台で終わった。

 

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