本日11月11日、民主党の細野豪志政調会長と前原誠司元代表、維新の党の江田憲司前代表が民主党・維新の党を解党して新党を結成すべきだとの見解を公式に発表した。大歓迎である。もともと、小鳩の春以降の民主党とみんなの党からフォーク(分派)した維新の党は自公勢力の補完勢力でしかなかったが、解党後に結成したいとしている新党なるものは、その傾向を一層鮮明にする。戦争法廃止・TPP参加反対・原発即時廃止、辺野古基地建設反対・格差是正のまともな政策を有する両党のまともな政治家は、新党に参加しないで、安保法制=戦争法制を廃止し戦後の対米隷属体制を大刷新することを目的とした生活・共産・社民の「国民連合戦線」に加わるべきである。
大手各社のサイトが発信しているが、毎日のサイトは次のように伝えている。
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●民主党・維新の党:前原氏、江田氏「解党して新党」で一致
民主党の細野豪志政調会長と前原誠司元代表、維新の党の江田憲司前代表が11日、東京都内のホテルで会談し、自民党に対抗するため、両党が解党した上で新党を作るべきだとの認識で一致した。年内の野党勢力の結集につなげる狙いがあり、前原氏は近く、岡田克也代表に申し入れる見通しだ。
参加者の一人は取材に対し「民主党を存続させた吸収合併では国民の期待は得られない」と語った。民主党内では岡田氏らが解党に慎重な一方、保守系を中心に新党を求める声が強まっている。
保守系グループをまとめる細野氏や、自らグループを率いる前原氏が公然と新党結成を要求すれば、党内で解党論が強まる可能性があり、岡田氏らとの路線対立が深刻化しそうだ。
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これは、日本きっての政経アナリスト植草一秀氏が「闇の日本支配勢力」(植草氏はその正体を特定済み)と表現した日本国の真の支配者たちが、もはや自公政権では日本の支配は困難と判断し、自公政権に代わる偽装CHANGE勢力に日本の政権を委ね、日本国に対する支配を維持しようとして、偽装CHANGE勢力を結集させ始めるとともに、ダマスゴミを通じて情報操作を開始したことの表れである。
これらの偽装CHANGE勢力は、①安保法制=戦争法制の「改正」②TPP参加③原発維持ーなど対米隷属政策で一致している。つまり、「闇の日本支配勢力」は対米隷属で一致する自公勢力と細野(小沢一郎氏から離反)や前原、江田三氏らの勢力の結集を開始したということである。
この「闇の日本支配勢力」による「偽装二大政党制」構築構想を破壊し、日本の真の独立と国民主権・基本的人権の尊重・平和主義を理念とした議会制民主主義法治国家を確立しようとするのが、生活の党の小沢一郎代表が提唱する「オリーブの木構想」であり、これに乗っかった日本共産党の「国民連合政権構想」である。
自公勢力と偽装CHANGE勢力とは各選挙区で票を奪い合う公算が大きい。この意味で、オリーブの木もしくは国民連合政権構想側の候補者に心ある国民の清き一票が相対的に多く流れることになろう。つまり、真の意味での政権交代が可能になるということである。
「オリーブの木」とはもともと旧約聖書・創世記の「ノアの箱舟」に登場する幸運・幸福のシンボルである。創成期によるとノアの時代、世は暴虐に満ち終末の時代に突入、唯一創造神は義人であったノアに対して、アララテの山頂に地球を象徴する箱舟(今でいえば、最新鋭の設備を整えた大型客船)を作るよう命じ、ノアの8人家族と動物のつがいなど被造物を乗船させるよう命じる。唯一創造神が山頂に大型客船を作れという気違いに等しい命令を下すのが、聖書の聖書たるゆえん(聖書における革命の原理)である。この命令に従ったノアは長い年月をかけて箱舟を建造するが、建造後に唯一創造神は40日40夜の大洪水審判を行い、悪逆非道な行為を繰り返す悪人たちを滅ぼす。
洪水審判の後、水が引いたかどうかを確かめるためノアは三度にわたって箱舟から鳩を離すが、一回目と二回目に放った鳩ははただ帰ってくるのみ。しかし、三度目に鳩はオリーブの木をくちばしに加えて箱舟に帰る。洪水審判が終わり、地上から水が引いた証拠である。こうして、ノアの8人家族を始めとした被造物は地上に降り、新天新地の建設を始めるというくだりが、旧約聖書・創世記の記述である。
今、世界は暴虐に満ちており、まさに終末と言っても差し支えない。その中でも、日本国における安倍晋三自公政権の悪虐・非道ぶりははなはだしい。もし、唯一創造神が存在するなら、これを許してはおかないだろう。このために出現したのが、オリーブの木・国民連合政権構想だろう。懸命なる日本国民は、心眼を見開いて、真性の改革勢力を見ぬかなければならない。