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田中宇氏の「金融世界大戦 第三次大戦はすでに始まっている」が面白そう
「日本一新運動」の原点(255)ー消費税率10%への引き上げは国家破綻の道
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「テロとの戦い」の強調は米軍産複合体とイスラエルの戦略ー国連強化への転換必要
「日本一新運動」の原点(246)−健全な議会制民主政治実現のために考えること
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超円安の今こそ米国債を売却し、大規模な為替差損を解消せよ
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本当は改善していない米国の経済情勢ー金利上昇を恐れる政策当局者【加筆中】

マルクスの唯物史観の謎とマックス・ウェーバーの歴史社会学

戦前の労農派と講座派の「日本資本主義論争」で指摘されたように、いわゆるマルクス主義の唯物史観は日本資本主義の発達には厳密には当てはまらない。 また、非西欧社会では「易姓革命」つまり王朝の交代しか起こらず、タルコット・パーソンズの指摘するように「中間帝国」までしかたどり着けなかった。 唯物史観の限界をマックス・ウェーバー=大塚久雄の歴史社会学で解くことができる。


日本古代史と古代朝鮮−騎馬民族説再考

文化勲章受章者・江上波夫の提唱した日本の起源としての「騎馬民族国家説」。日本の統一国家の建設者をアジア大陸から渡来した北東アジア系の騎馬民族とする説として有名になった。  4世紀初めに天皇氏を中心とする騎馬民族の一派が朝鮮半島を経て九州に侵入,4世紀末か5世紀初めに畿内に進出して強大な王権を確立したという。あまたの批判にもかかわらず、その支持者もあとを絶たない。 江上の騎馬民族国家説をマックス・ウェーバー=大塚久雄=内田芳明が論じた辺境革命論を援用して、再評価する。