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「日本一新運動」の原点(298)―「憲法改悪への動き」急浮上と対抗策(私見)
「日本一新運動」の原点(296)―自公大阪維新の「憲法改悪」を支援する民主党
「日本一新運動」の原点(292)ー戦争放棄は縄文時代からの日本人の根源的発想
「日本一新運動」の原点(291)ー村山談話の歴史的意義、「国民連合政権」の原点
「日本一新運動」の原点(290)ー『憲法・日本・小沢一郎』―小沢一郎が語る日本改革の原点―を脱稿
「日本一新運動」の原点(287)ー2020東京五輪の真の悪役は「シンキロウ」
「平和と共生オールジャパン運動」が本格始動ー日本共産党・小池晃副委員長も登壇【追記】
「日本一新運動」の原点(284)ー戦争法案「廃案への死角」は「廃止への死角」に
「対米隷属体制」に堕した戦後レジームー安倍「脱却論」の正体は「植民地化」の完成
「日本一新運動」の原点(283)戦争法案廃案の死角⑱ー公明党は何処に?
戦争法案廃案のために【特別編】ー対米隷属体制樹立の原点は昭和天皇の超法規的政治・外交活動【追記】
「日本一新運動」の原点(282)戦争法案廃案の死角⑰ー日米安保条約にも違反
戦争法案廃案のために⑩ー「7・1閣議決定」は自衛隊法76条1項違反で無効

マルクスの唯物史観の謎とマックス・ウェーバーの歴史社会学

戦前の労農派と講座派の「日本資本主義論争」で指摘されたように、いわゆるマルクス主義の唯物史観は日本資本主義の発達には厳密には当てはまらない。 また、非西欧社会では「易姓革命」つまり王朝の交代しか起こらず、タルコット・パーソンズの指摘するように「中間帝国」までしかたどり着けなかった。 唯物史観の限界をマックス・ウェーバー=大塚久雄の歴史社会学で解くことができる。


日本古代史と古代朝鮮−騎馬民族説再考

文化勲章受章者・江上波夫の提唱した日本の起源としての「騎馬民族国家説」。日本の統一国家の建設者をアジア大陸から渡来した北東アジア系の騎馬民族とする説として有名になった。  4世紀初めに天皇氏を中心とする騎馬民族の一派が朝鮮半島を経て九州に侵入,4世紀末か5世紀初めに畿内に進出して強大な王権を確立したという。あまたの批判にもかかわらず、その支持者もあとを絶たない。 江上の騎馬民族国家説をマックス・ウェーバー=大塚久雄=内田芳明が論じた辺境革命論を援用して、再評価する。