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孫崎享氏の好著「朝鮮戦争の正体」−書評
新型コロナウイルス感染再拡大、政府と自治体は徹底的な情報開示を(14日の染者数と都の感染者予測文書廃棄事件を追加)
高水準のコロナ感染確認者続く−真逆の「コロナ禍対策」に対抗する「政策連合」形成急務(12日の感染確認者数など加筆)
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感染拡大防止と経済活動再開を両立させる新型コロナ禍への正しい対処法には、現代貨幣理論の理解が不可欠①
解散9月総選挙10月中旬の公算大か−反安倍陣営は戦争法制破棄・原発稼働停止・消費税減税・積極財政で「政策連合」形成急務
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東京で変異したコロナウイルスが全国に拡散か−抜本的コロナ禍対策が必要(大幅加筆補強)

マルクスの唯物史観の謎とマックス・ウェーバーの歴史社会学

戦前の労農派と講座派の「日本資本主義論争」で指摘されたように、いわゆるマルクス主義の唯物史観は日本資本主義の発達には厳密には当てはまらない。 また、非西欧社会では「易姓革命」つまり王朝の交代しか起こらず、タルコット・パーソンズの指摘するように「中間帝国」までしかたどり着けなかった。 唯物史観の限界をマックス・ウェーバー=大塚久雄の歴史社会学で解くことができる。


日本古代史と古代朝鮮−騎馬民族説再考

文化勲章受章者・江上波夫の提唱した日本の起源としての「騎馬民族国家説」。日本の統一国家の建設者をアジア大陸から渡来した北東アジア系の騎馬民族とする説として有名になった。  4世紀初めに天皇氏を中心とする騎馬民族の一派が朝鮮半島を経て九州に侵入,4世紀末か5世紀初めに畿内に進出して強大な王権を確立したという。あまたの批判にもかかわらず、その支持者もあとを絶たない。 江上の騎馬民族国家説をマックス・ウェーバー=大塚久雄=内田芳明が論じた辺境革命論を援用して、再評価する。