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後半国会、「内閣不信任決議案」の提出時期が焦点、真正野党は連合の圧力廃し強力な「政策連合」を
菅首相、バイデン大統領の「中国敵視外交」支援で「中央突破」もーコロナ第4波次第(米報道官発言追記)
立憲内に現代貨幣理論に基づく「責任ある積極財政」派の動き浸透へ(追記:子どもの感染問題)
コロナ第4波は春から夏場までに誰の目にも明らかになるー「オリ/パラ中止劇場」で大混乱(得票数訂正)
新型コロナは変異株よりも「幹ウイルス」対策がかなめー感染震源地での全員検査が必要(感染状況追記)
「緊急事態宣言」再々延長も解除条件は不明ー難問山積のオリ/パラ強行開催が条件になる公算大(オリ/パラ追記)
総務省高級官僚、NTTから第二弾違法接待疑惑の裏ードコモの通信料金引下げの背後にNTT統合密約か(コロナ追記)

マルクスの唯物史観の謎とマックス・ウェーバーの歴史社会学

戦前の労農派と講座派の「日本資本主義論争」で指摘されたように、いわゆるマルクス主義の唯物史観は日本資本主義の発達には厳密には当てはまらない。 また、非西欧社会では「易姓革命」つまり王朝の交代しか起こらず、タルコット・パーソンズの指摘するように「中間帝国」までしかたどり着けなかった。 唯物史観の限界をマックス・ウェーバー=大塚久雄の歴史社会学で解くことができる。


日本古代史と古代朝鮮−騎馬民族説再考

文化勲章受章者・江上波夫の提唱した日本の起源としての「騎馬民族国家説」。日本の統一国家の建設者をアジア大陸から渡来した北東アジア系の騎馬民族とする説として有名になった。  4世紀初めに天皇氏を中心とする騎馬民族の一派が朝鮮半島を経て九州に侵入,4世紀末か5世紀初めに畿内に進出して強大な王権を確立したという。あまたの批判にもかかわらず、その支持者もあとを絶たない。 江上の騎馬民族国家説をマックス・ウェーバー=大塚久雄=内田芳明が論じた辺境革命論を援用して、再評価する。