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新規感染者下げ止まりや変異株市中感染で緊急事態宣言解除後も茨の道か、最良のワクチン「政権交代」
新型ワクチン接種医療従事者から開始、有効性と安全性の情報公開と入手スケジュール明確化がカギ(追記橋本五輪相受諾)
ガバナンス崩壊のオリ/パラ組織委、密室での会長人事強行(追記:検討委橋本五輪相に一本化事案)
トランプ前大統領、上院での弾劾裁判勝訴、政治活動再開=ディープステートと正しく闘えるか
オリパラ中止決断で菅首相5月解散決断か。若手は造反、小池都知事も首相に最後の挑戦(冒頭大幅追記)
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コロナ新規感染者数の減少に油断は大敵、今こそ検査体制の抜本的拡充を(森会長辞任追記)
トランプ前大統領の弾劾裁判評決、ディープステートの思う壺(追記:緊急事態宣言解除延長)
「緊急事態宣言3月7日まで延長」の問題点

マルクスの唯物史観の謎とマックス・ウェーバーの歴史社会学

戦前の労農派と講座派の「日本資本主義論争」で指摘されたように、いわゆるマルクス主義の唯物史観は日本資本主義の発達には厳密には当てはまらない。 また、非西欧社会では「易姓革命」つまり王朝の交代しか起こらず、タルコット・パーソンズの指摘するように「中間帝国」までしかたどり着けなかった。 唯物史観の限界をマックス・ウェーバー=大塚久雄の歴史社会学で解くことができる。


日本古代史と古代朝鮮−騎馬民族説再考

文化勲章受章者・江上波夫の提唱した日本の起源としての「騎馬民族国家説」。日本の統一国家の建設者をアジア大陸から渡来した北東アジア系の騎馬民族とする説として有名になった。  4世紀初めに天皇氏を中心とする騎馬民族の一派が朝鮮半島を経て九州に侵入,4世紀末か5世紀初めに畿内に進出して強大な王権を確立したという。あまたの批判にもかかわらず、その支持者もあとを絶たない。 江上の騎馬民族国家説をマックス・ウェーバー=大塚久雄=内田芳明が論じた辺境革命論を援用して、再評価する。